石油系シャンプーの成分とは?
石油系シャンプーとは、合成界面活性剤が配合されているシャンプーの事です。
高級アルコールを原料とした洗浄剤が原材料になっています。
多くはラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの硫酸と入るものの成分が配合されています。
特徴としては洗浄力がとても強力です。
石油系シャンプーのメリットとは?
何と言っても洗浄力が強力な点でしょう。
しっかりと油汚れを落としてくれます。
また低コストで生産できることも挙げられます。
つまり安価でシャンプーを作る事が出来て販売する事ができます。
そのため市場で販売されているシャンプーの実に90%以上がこの石油系シャンプーになります。
石油系シャンプーのデメリットとは?
やはり洗浄力の強さでしょう。
これは油汚れをしっかりと落としてくれる代わりに、頭皮にある皮脂まで落としてしまう可能性があります。
皮脂は頭皮にとって大切な物であり必要以上に落とすのは良くないのです。
皮脂には大きな役割があります。
- 頭皮の水分の蒸発を防ぐ
- アルカリ性で雑菌の侵入を防ぐ
これを皮膚のバリア機能と呼び頭皮を守っています。
皮脂を取り過ぎるとこのバリア機能が崩れてしまい、皮膚炎などの原因にもなります。
また皮脂の落とし過ぎには他にも様々な影響を及ぼします。
頭皮の皮脂が無くなると
頭皮が乾燥状態になります。
頭皮の乾燥状態と言うと冬をイメージする方も多いでしょう。
確かに空気が乾燥している冬には頭皮も乾燥状態になります。
しかし洗浄力強力な石油系シャンプーを使う事でも頭皮は乾燥状態になります。
頭皮の乾燥状態で想像するのは
- フケ
- かゆみ
ではないでしょうか?
冬でもないのにこのような症状になるのは、頭皮の皮脂を必要以上に落としているからです。
皮脂の落とし過ぎは、他にも様々な影響を及ぼします。
頭皮の皮脂が無くなると皮膚は皮脂を分泌します。
この時、本来頭皮や髪の毛の栄養になるはずの物が、皮脂分泌に使われます。
これによって、髪の毛が細毛になったり頭皮が炎症を起こしやすくなるなどの症状が現れます。